アデノイドと扁桃と手術のお話。その1。

 4歳半の息子が風邪を引いてから2か月ほど経ち、なかなか治らないねーと言っていた頃が懐かしく感じます。

 治りが良くないので、掛りつけの耳鼻咽喉科の先生に、鼻の奥をファイバースコープで覗いてもらうと、アデノイドが大きいねー。ぐらいで最初は済んでました。

 風邪を引くと炎症する?から大きくなるし、風邪が治ればイビキも良くなると思ってました。大きくなるようなら手術する方法もある旨は聞いてましたが、その時は、手術なんてしなくてもねー。と…。

しかし、いつまでたっても鼻詰まりもイビキも良くならない。

 耳鼻科の先生にまた鼻の奥を覗いてもらうと、鼻を塞ぐくらい大きいまま。寝てる時のイビキもあるのですが、たまに呼吸が止まる時も。無呼吸もあるなら、一度、専門の先生に診てもらいましょう。と言うコトで、紹介状を頂き、医大付属病院へ。

 無呼吸専門の先生に診てもらうと、胸をみて胸も凹んでるね。と。普段から息子とお風呂に入ってましたが、全然気になりませんでした。先生が見ると凹んでるらしく、漏斗胸と言うらしいです。

 アデノイド肥大に加え、息子は扁桃も大きいらしく、呼吸が深いだか早いだかで、なっている様だと。掛かりつけの耳鼻咽喉科の先生にも言われましたが、アデノイドと扁桃も同時に手術して取ってしまった方が良いと言われました。

 家に帰り、先に寝た息子を見るとイビキもそうですが、息をする度に、胸と言うかみぞおちがすごく凹んでいました。寝てる時はパジャマも着てるので、全然分かりませんでしたが、初めて見た印象は、とにかくやばい感じです。

 妻と話して、できるだけ早く手術した方が良いね。となり、医大付属病院では手術は2か月先との事。元々紹介で行った医大付属病院は家からも遠いので、近い大きな病院で診察してもらい同じ診断をもらったので、そこで手術する事になりました。

 しかし、手術するとなっても、手術日は40日後。息子も息苦しそうだし、何とか早く手術してもらえないかと先生に相談しましたが、息子の状態は急いで手術する状態ではないようです。出来るだけ風邪を引かないように注意して生活して行く事で、苦しくならないようにするしかないようです。

 しばらくして、やはりと言うか鼻かぜを引いたので、掛りつけの耳鼻咽喉科を受診した所、抗生剤を数日と風邪薬を頂き、手術前なので、手術前まで飲み続けた方が良いと言われ、2週間分薬を頂きました。入院前日まで飲み続け、無事風邪を引かずに入院。

 2週間前にも検査で受診しましたが、手術の前日入院で検査と手術に関する説明と同意書の記載。当日の朝まで元気で普通なので、手術するなんて…。と思います。

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手術当日

 朝、看護師さんが迎えに来ると、息子も分かっているのでぐずります。手術する内容は息子にも説明したので。

 激しく抵抗しましたが、少しの諦めか覚悟か。手術担当の看護師さんに手術室の前室で氏名、手術内容の確認を経て息子を手渡します。(涙

病名はアデノイド増殖症、両口蓋扁桃肥大。

手術はアデノイド切除術、両口蓋扁桃摘出術。

全身麻酔による手術で併せて1時間半とありました。

実際は手術室で一度目覚めるまでなので、再び息子に会うまで2時間程度を要しました。術後は、麻酔から覚めきらず眠っていました。先生からは無事終了と。切除したアデノイド、扁桃を見せて頂きましたが、どちらも小さな息子の鼻と喉から切除されたと思うと、とても大きなものでした。

 点滴につながれ小さいベットで運ばれる息子は、朝まであんなに普通だったのにと思います。術後麻酔も覚めやらぬ息子は、血の混じった痰が出たり、鼻もずびずびしたりで大変です。扁桃の手術痕は喉の奥なのであまり咳き込めないですし、咳き込むと軽く血が混じります。

 アデノイドの手術痕は鼻の奥なので、鼻がずびずびでも、しばらくは鼻チーンはしないでくれとの事。

 点滴も初めてなので、無理矢理取ろうと手をかけてしまいますが、それ取れたらもっと痛くなるよ。となだめます。術後3時間程度は水分の摂取も禁止されているので、何か飲みたいと切望する息子のかすれた声が…。

 そりゃそうですよ。朝から飲まず食わずで、14時20分まで我慢ですから。

 摂取可能時間になり、麻酔も残っているのか、看護師さん立ち合いで常温のお水を少しづつ飲むと満足したのか眠りにつきました。その後も、先生や看護師さんが頻繁に様子を見にきてくれました。夕食はプリンとアイスクリームが出て、少量ですが食べてくれました。

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