昨今の地震、豪雨など天災に見舞われる事が多くなり、皆さんも防災用品を揃えたり、保存食を蓄えていると思います。実際、自分も昨年、先日と大きな地震に遭い他人事ではない現実を実感しています。
そんな中で、防災用品としてストーブや発電機、ポータブル電源等、必要な機材に対して燃料が必要な機材が必ずあります。そこでそれぞれの保管方法や使用期限をまとめてみましたので、参考にして頂ければと思います。
目次
灯油を使用する機材。
灯油と言えば灯油ストーブです。寒い時期には間違いなく必要な防災用品です。電源不要の電池式や電池も不要なストーブもありますが、灯油は必要です。業務用の移動かまどもあるようです。それでは保管方法と使用期限を確かめましょう。
灯油の保管方法。
灯油を保管する容器には、代表的な物に18リットルのポリタンクや、金属製のタンクで保管できます。北海道の戸建住宅にはホームタンクと言って金属製の屋外タンクが設備として設置されています。
灯油を保管する場合は、ポリタンクに灯油を入れて、直射日光が当たらない場所や物置(冷暗所)に保管しましょう。紫外線で灯油は劣化するそうです。
灯油の使用期限。
ポリタンクでの灯油の使用期限は酸化して劣化してしまうので1シーズンと言われています。1シーズンとは冬期間の事を指しますので、半年程度と思った方が良いでしょう。6か月です。
金属製のタンクの方が長期保管向きですが、それでも1年程度かと思います。
劣化した灯油は購入店、最寄りのガソリンスタンドで処分してもらいましょう。
ガソリンを使用する機材。
ガソリンを使用する機材と言えば、発電機がメインの使用になるかと思います。最近では静音性に優れた小型発電機もあります。自分は仕事に使用するインバーター発電機を所有していますが、防音性能があまりないので、住宅街で使用するには不向きな発電機です。これから購入を考えているなら静音、防音性能の高いインバーター発電機をオススメします。
ガソリンの保管方法。
ガソリンを保管する容器はガソリン携行缶しかないでしょう。最大容量の携行缶で20リットルのタンクがあります。
保管場所は灯油と同じく直射日光が当たらない場所や物置に、なるべく高温にならない冷暗所に保管するのが望ましいでしょう。またガソリンは揮発性がたかいので、空気の流れる換気の良いトコだとグットです。
ガソリンの使用期限。
ガソリンの長期保管は基本的に望ましくないようです。揮発性も高く金属製のタンクでも酸化はするので半年程度と思った方が良いでしょう。また劣化したガソリンはエンジンの始動不良やキャブレター内での固着なども発生しますので、発電機のタンクでの保存は避けて携行缶での保存を心掛けて下さい。
劣化したガソリンは購入店、最寄りのガソリンスタンドで処分してもらいましょう。
カセットガスを使用する機材。
カセットガスを使用する機材と言えば、ご家庭にあるカセットコンロを思い浮かべます。しかし現在はカセットガスで使用できる機材にはカセットコンロ以外にもカセットガス発電機やカセットガスストーブ、カセットガスに対応したポータブル冷蔵庫もあるんです。自分で調べていてビックリしました。
カセットガスの保管方法。
カセットガスのボンベを保管する場合は、缶のサビや腐食、落下等による変形に注意して保管しましょう。サビや腐食を抑えるには湿気が少ない場所が望ましいでしょう。
カセットガスの使用期限。
カセットガスのボンベの使用期限はメーカー推奨で7年程度となっています。灯油やガソリンと比べると使用期限としては雲泥の差です。ですがボンベににサビが出ているも、変形やゆがみが生じているものは使用できません。長期保存を前提として考えるなら、湿気対策や変形対策は必要ですね。
まとめ。
ここまで自分で書いてきて思ったのは機材さえ揃えればカセットガス最強じゃないかと。
灯油は正直な話、ストーブにしか使えない。ガソリンも発電機のみの使用と考えると、灯油もガソリンも使用期限が短いですよね。
そしてカセットガスなんですが、使用期限は7年と長期保存可能。イワタニのカセットガスストーブですとカセットガスボンベ1本で約2時間30分使用できるようです。
上記商品ですが、イワタニのボンベが3本で1000円程なので1本330円ぐらいだと燃費として考えると時間当たり130円ぐらいです。
カセットガスは機材さえ揃えればカセットガスでコンロ、発電機、ストーブ、冷蔵庫と汎用性にも優れているので、防災用品として揃えていくならカセットガス機器がお勧めです。
皆さんの参考になればと思います。