給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の記載。

この給与所得者の扶養控除等(異動)申告書とは、その年の最初の給与の支払い日の前日までに、給与の支払者に提出書類です。支払者に提出ですから、税務署や市町村長へ提出する必要はありません。

しかし、提出の必要が無くても記載してもらい保管して置かなければなりません。自分の場合は、配偶者を青色事業専従者として給与を支払っているので、もちろん妻に書いてもらい、保管しています。

毎年です。

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甲欄か乙欄か

そして、この給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の提出を受ける事によって、給与所得の源泉徴収税額表の甲欄を適用できるので、その月の社会保険料等控除後の給与等の金額が¥88000未満であれば源泉徴収税額が\0なので源泉徴収しなくて済みます。

実際、自分は青色事業専従者給与として毎月\80000を支払っていますが、給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の提出を受けてるので源泉徴収税額は\0です。

本来は給与受給者の配偶者控除や扶養控除等を受けるために、給与支払者に提出する書類らしいですが、給与を支払っても、給与控除と基礎控除で税額が\0なので、これ以上控除の受けようがありません。個人事業の零細で配偶者に給与を支払っている訳ですから記載欄は上部だけになります。

記載事例としては

所轄税務署名

市町村名

支払者の欄に

自分の氏名、屋号、個人番号、住所を記載。

給与を受ける人に

氏名、個人番号、住所、生年月日、世帯主氏名、続柄、配偶者の有無を記載。

捺印も必要です。

後は、事務所で保管です。

皆さんの参考になればと思います。